シリンダー加工(シリンダーかこう)
シリンダー加工のタオルとは、ほとんどの方が温泉でもらった無難な安っぽい普通のタオルです。
今まで温泉で入浴用のタオルをもらった経験があると思いますが、温泉ではシリンダー加工のタオルを使うことが多く、誰でも入浴用・手拭き・汗拭き・布きん雑きん等、安いタオルとして普通に使っていたと思います。
シリンダー加工のタオルは、コストを下げるため生産工程で濡れたタオルをシリンダー型のアイロンで乾かし単価を安くしたタオルです。丈夫で耐久性のあるタオルではありませんがコスト優先で使える業務用タオルです。
シリンダー加工のタオルは、「温泉のペラペラなタオル」のイメージがあると思いますが、もっとペラペラで薄く小さいタオルから厚いタオルまで揃っており、タオルの形状の違いで平地付きと総パイルがあります。
なお、タオル選びの参考として、温泉では平地付きの140匁 or 160匁を使うことが多く、また一般的には200匁総パイルが普通のタオルです。
シリンダー加工は品質よりも価格優先で織った業務用タオルでロット差が大きく目方(重さ)は基準通りですが、サイズは目安としてお考えください。また、複数の工場で織り上げていますので、パイルの長さ・織り目・縫製・白度等ロットによって異なります。多少のパイル抜けやホツレ、色糸混入や少々の汚れ、数枚の過不足等もB品ではございません。
平地付き(ひらじつき)
シリンダー加工平地付き
シリンダー加工平地付きタオルとは、タオルを横に広げたとき、左右の両端にある約12cm位のパイルのない平地部分のあるタオルのことです。
今まで粗品のタオルや温泉に入浴したとき印刷されたタオルをいただいた経験があると思いますが。この様なパイルのない平地部分のあるタオルが「平地付きタオル」です。100匁・120匁・140匁・160匁・180匁・200匁を取り扱っています。
なお、参考として100匁が一番薄くペラペラのタオルで、140匁 or 160匁が温泉で使われることが多いタオル、200匁が粗品で使われることが多いタオルです。
総パイル(そうぱいる)
シリンダー加工総パイル
シリンダー加工総パイルタオルとは、タオルを横に広げたとき、タオルのスミズミまで全面にパイルのあるタオルです。
私の主観ですがタオル印刷をしない場合、また100匁〜160匁の薄いタオルを必要としない場合は総パイルをおすすめします。やはりパイルがあってのタオルだと思っております。取り扱いは180匁・200匁・220匁・240匁です。
なお、参考として200匁が一般的な普通のタオルで、240匁がシリンダー加工で一番厚めのタオルです。